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岡山県のヴィンテージ オーディオ専門店 1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売

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修理・オーバーホール 米国系

Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4 オーバーホール 2台

Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4

Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4

お客様よりMarantz(マランツ)Model 1 / Model 4 オーバーホールを2台お預かりしました。
S/N:1-4469、1-7513

岡山にある某ヴィンテージオーディオ店から購入し、しばらくして調子が悪いので20万円掛けてオーバーホールを行ってもらったが全く改善しないので、一度診て欲しいという依頼がありました。

■症状
・マスターボリュームを回すと激しくガリ音が出る
・ステレオで使用しているのだけど、マスターボリュームの位置が全く違う(11時と3時)
・時々バリバリという大きな音が発生する
・音が歪みっぽい

■所見
・カップリング・コンデンサを複数ヶ所SPRAGUEのブラックビュティー160Pに交換されているが、定数・定格のことなるコンデンサで交換されている
・交換されているコンデンサも絶縁不良となっているモノも数点ある。オリジナルのバンブルビーは全て絶縁不良となっている
・部品交換時の半田付けが下手なのか、他と接触しかかっている個所も複数ある
・片側、電源のブロック(電解)コンデンサの1つが容量抜け
・配線を半田ごてで焼いて心線が剥き出しになり、他と接触しかかっている個所が複数ある
・片側、セレン整流器不良
・真空管のエミ減4本
・電源ケーブルの劣化し外皮がボロボロになっている

※写真はオーバーホール前の様子

■処置/オーバーホール
・電解コンデンサー全交換(ツイストは内部を入れ替え)
・カップリング・コンデンサ全交換(メタライズド・フィルム【ハーメチックシールタイプ】)
・真空管選別・調整(真空管は全てMullard製(Blackburn工場製))
・セレン整流器交換
・電源ケーブル交換
・内部ワイヤー一部交換
・接点部クリーニング
・外装クリーニング
・測定

Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4 交換部品一式

Marantz(マランツ)Model 1 / Model 4 交換部品一式

※写真はオーバーホール後の様子

私も知っている某ヴィンテージ系のオーディオ店で購入されオーバーホールを受けたモノということですが、酷い状態でした。交換されているカップリング・コンデンサは規格・定格が全く異なった部品に交換され、真空管も6本中4本がエミ減球。電源は不良となったブロックコンデンサの容量を補うため、電源ユニットの中に電解コンデンサを追加されています。また、部品交換時の半田付けが下手で他と接触しそうになっている個所も多々あり、半田ごてで配線を焼いている箇所も多々あります。動作時にバリバリと大きい音が出ていたのは、この半田付け不良個所によるものでした。まぁ、これでは音は出ていてもMarantz#1の本来の音質や性能は、全く望めないという状態でした。

オーバーホールでは、コンデンサ系は全て交換となりました。カップリング・コンデンサは、オリジナル同様のメタライズド・ポリエステルフィルムコンデンサ、一部定数の関係でペーパーで、信頼性の高いハーメチックシールタイプに交換しました。ブロックコンデンサ(ツイスト)は、オリジナルで交換できる部品がありませんので、外観を維持するため内部に通常のラジアルタイプの電解コンデンサに入れ替えました。(※写真で缶を切って導通アルミテープで巻いているがわかると思います。)真空管はMullard製にノイズと2台のゲインを揃えるため選別して6本交換しました。電源ユニットはセレン整流器と片側の電源ケーブルを交換しワイヤーも一部交換しました。外装は、真鍮のツマミが錆がきていましたので再度磨き、パネルもクリーニング、ビスも欠損していたり規格の違うネジが入っていたので、追加や交換をしました。

仕上がりは、写真で確認して頂ければよいのですが、電気的は正常に外観的にもキレイになりました。お客様は、仕上がりを見てビックリされ、まるで新品みたいと喜んで頂けました。
音質的も、Marantz独特の繊細かつ美音が蘇りました。(ただ、やはりアメリカ製のアンプだなぁ~と思います)まぁ、ともあれこうしてMarantz#1は復活した訳です。

この様にオーディオ店で購入したからといって、完全に修復されているとは言えませんし、やはりこれだけ修復するには結構な費用が掛かります。点検や検査も承りますので、お気軽に下記よりご相談下さい。

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