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岡山県のヴィンテージ オーディオ専門店 1950-60年代のオーディオ機材 / 修理・レストア / レコード販売

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修理・オーバーホール 英国系

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール後

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール後

お客様からの依頼で、英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニットのオーバーホールを行いました。

この年代のユニットは、ネットワークに使用しているフィルム・コンデンサが不良になっています。
多くは容量が上がってしまっています。
今回のユニットも、2.330uFと3.185uFです。本来は2.0uFですから、片方はまだいいとしても、3.185uFまで上がっているものは交換したいところです。お客様はStereoで使用されますので、両方共交換しました。

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール前

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール前

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール前

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール前

元々はHUNT社2.0uF/150Vです、スピーカーのネットワークのコンデンサは、オジリナルのコンデンサの耐圧に極力交換した方がよいのですが、低圧のフィルムコンデンサは少ないので一般的には部品の入手が困難です。

また、このユニットの場合、コイルの中にコンデンサを入れるタイプなので、コンデンサの外径も気にしなければいけません。今回は、SPRAGUE社のハーメチックシールタイプのオリジナルと同様のメタライズドフィルムコンデンサで2.0uF/200Vというモノを使いました。オリジナルのコンデンサより、耐圧が50V高いですが致し方ないと言うところでしょうか…あまりに耐圧が高すぎるコンデンサを使用すると音質に変化(音が鈍くなる)します。

交換時は、コイルの内壁とコンデンサのモールドが癒着しているので、コイルを保護する様にコンデンサを抜きます。キレイに取り外せる場合もあるのですが、大体はモールドが割れて写真の様になります。そこに新品のコンデンサを入れ替え、結線すれば終了です。

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール|新品同種同規格のコンデンサに交換

英EMI 92390PF(15Ω) 同軸ユニット オーバーホール|新品同種同規格のコンデンサに交換

ちなみに、経年劣化でコンデンサの容量が増えているという状態は、新品コンデンサで2.0uFと3.185uFで置き換えしたということではなく、劣化して容量が増えているわけですから、コンデンサとして新品時とは異なる動作をする訳です。通常コンデンサを交換すると、一聴してわかるくらい中高域の歪っぽさがとれ、各帯域の繋がりがよくなり全体的に滑らかになります。

ヴィンテージ系にはスピーカーもアンプもそうですが、頑なにオリジナルに拘る方が多くいますが、劣化し不良になった部品では、やはり本来の特性は望むことはできません。このユニットは1960年代の商品です、先日オーバーホールしたEMI LE4は1970年代でしたが、それにはバイポーラ(無極性)電解コンデンサが付いていましたが、それも同様に不良となっていました。皆さんがお使いのユニットがこの年代であれば普通に不良を疑った方がいいと思いますよ。

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