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英国系

PYE HF20 スピーカーシステム ネットワークOH

2015/06/01

英国Pye Records社が1950年代に製造したGoodmansのユニットを使用した、HiFiスピーカーシステムです。

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本日作業の合間でやっとネットワークのOHができたので、ご紹介します。

このシステムは、現在では滅多にお目に掛かれないモノで、販売用ではないのですが英国を代表する内容ですから、店頭で音出ししています。個人的にはBBC LSU-10(通称パルメコ)の次にお気に入りのシステムです。

昨年念願かなって入手できたこのスピーカーも、ネットワークに使用しているフィルター用のMPコンデンサーが経年劣化しており、本来の音質ではなくなっていたので、気になっていたのですが多忙な為中々作業ができませんでしたが、やっと本日できました。

元々この年代のスピーカーシステムとしては一般的な英国HUNTS社MPコンデンサーが使用されています。

■オリジナルのネットワーク
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今回交換する部品は、全て米国SPRAGUE社のハーメチックシール型オイルコンデンサーです。この交換で、今後半世紀以上、ここのフィルターコンデンサーが劣化して・・・という問題はなくなります。少なくとも私が死ぬまでは大丈夫です。250V耐圧12uF/6uF/2uF/1uFです。ハンダは英国ERSIN社「MULTICORE SUVBIT」ヴィンテージハンダを使用します。

■米国SPRAGUE社のハーメチックシール型オイルコンデンサー
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■英国ERSIN社「MULTICORE SUVBIT」ヴィンテージハンダ
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■OH完了後のネットワーク
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ネットワークは、各部品を手配線により組まれていますので、ハンダ吸い取り線を使いきれいに外し、新しいコンデンサーに交換します。この交換時に注意する点としては、部品の接続部はそれぞれのリード線をしっかり絡めハンダがなくても接触不良などにならない様にしなければいけません。そして、最終的にハンダで固定します。接点に気を使うのは、何も微弱電圧を扱う箇所だけではありません、スピーカーの端子やネットワークなど大きな電流の流れる所であっても、接触抵抗は少ない方が音質的なメリットがあります。電気的に導通があればいいというものではありません。僅かな接触抵抗が問題です。余談ですが、レコードプレーヤーのカートリッジからフォノケーブルなどは細心の注意が必要です。カートリッジが発電した電圧が、接続部やケーブルを通過する毎に、ロスっていきますので、利便性に感けていると、最終的には発電した電圧の残りカスを聴いている事になりかねませんよ・・・

■ワイヤー接続部(ハンダをする前)
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さて、ネットワークをOHしたPYEのスピーカーは、バランスも良くなり、解像度も上がって快調に歌っています。楽器のトーンキャパシターの様に、コンデンサーは経年劣化で不良になると、コンデンサー自体が歪みを付加しますから、歪みっぽい音になります。正常なコンデンサーに変更することで、劣化したコンデンサーが付加した変な歪っぽさがなくなる訳です。

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